「
ジャパンC・G1」(30日、東京)
国内外の強豪が集う一戦で、堂々の主役を担うのが3歳馬の
マスカレードボールだ。春のクラシックこそ惜敗が続いたが、古馬と初対戦となった天皇賞・秋でG1初制覇。今年はG1・3連勝中の欧州最強馬
カランダガンも参戦するが、勢いのある若武者が名手ルメールとのコンビで3歳馬初の「秋盾&
ジャパンC制覇」を狙う。
09年
ウオッカ、18、20年
アーモンドアイ、23年
イクイノックスで
ジャパンCを勝利しているルメール。
マスカレードボールとのコンビで武豊に並ぶ最多の5勝目を狙う今年のレースへ向け、意気込みを語った。以下、ルメールとの一問一答。
-天皇賞・秋が初コンビ。印象は?
「彼とのコンタクトは最初から良かった。調教でも乗っていましたが折り合いは問題なくて、すごく乗りやすい馬だと思いました。春はまだ子どもっぽかったんでしょうね。だから馬場入りやスタート前にエキサイトもしていたみたいけど、僕は全然問題なかった。秋からメンタルも強くなってきたと思う」
-今回の舞台設定は?
「いいイメージ。2000メートルはちょっと短い距離ですね。2400の方がいいと思います」
-その理由は?
「この前はちょっと忙しかった。ゴール前600メートルぐらいでペースが上がってきたけど、少し忙しかった。やっぱりエンジンがつくのに時間がかかる。坂を登ってからはいい脚を使ってくれたけどね。今回は彼の自分のリズムで走れる」
-自身は
ジャパンCを4勝。馬に必要な要素は何か。
「やっぱりスタミナが必要。あとは
リラックスできることも大事。ポジションは関係ない。前でも後ろでもね。それよりも一番大事なのは、馬の能力ね(笑)」
-この馬にはある。
「彼は天皇賞(秋)を勝っているからね。(秋の)天皇賞を勝った馬は
ジャパンCも勝つ。過去にも多い。また勝つ自信はありますよ」
-
アーモンドアイや
イクイノックスと比べて。
「まだまだ。同じレベルではないですけど、今はその最中です。彼はこれからも良くなっていくと思います」