第12回京都2歳ステークス・G3は11月29日、京都競馬場の芝2000メートルで行われる。
来年のクラシックに向けて重要な一戦。中でも前走が強かった
バルセシート(牡2歳、栗東・松下武士厩舎、父
キズナ)はマイル戦で好時計勝ち。追い出してからの反応が抜群で、かなりの素質を感じた。折り合いに不安もなく、距離が延びても問題はなさそう。姉にG1勝ち馬の
レシステンシアがいる良血馬が、来年の主役候補に躍り出る。
サトノアイボリー(牡2歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父
エピファネイア)は、紫菊賞で首差の2着。ある程度速い時計に対応できたことは収穫で、相手なりに走れるタイプ。まだ若さも目に付くが、能力は重賞でもと思わせるものがある。
カラペルソナ(牝2歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父
エピファネイア)は2戦目の未勝利勝ちからの参戦だが、上がり3ハロン33秒1は優秀。決め手はここも上位で、牡馬が相手でも好勝負になっていい。
ウイナーズナイン(牡2歳、栗東・小栗実厩舎、父
エピファネイア)は芙蓉ステークスを勝利して2連勝を飾った。2戦ともに着差はわずかだが、馬体を併せてからの勝負根性が魅力。機動力が生かせる京都内回りもこの馬にあいそうだ。