検索メニュー

  • クラブ馬分析
  • 募集馬検索
  • 血統検索
  • 条件別検索

詳細検索

  • 性別
  • 馬齢
  • 生産者 指定なし
  • 馬主名 指定なし

【ジャパンC】カッチカチ濃厚なG1だが…今年は衰えぬ6歳馬ジャスティンパレスに出番

2025年11月28日 12:24

ジャスティンパレス

 2015年から24年に行われたJRA・G1レースで、最も堅いと言っていいのがジャパンC。3連単の平均配当は1万6499円と唯一の1万円台。3連単の最高配当は15年の5万3920円で、次点の秋華賞(16年、9万5520円)の半分。無理な穴狙いは禁物だ。

 今年は現時点での世界ナンバーワンホース、カランダガンが来日した。03年以降の「ロンジン・ワールドベストレースホースランキング」で、世界ナンバーワンが出走したのは14年2着のジャスタウェイ、22年1着のイクイノックスだけ。海外調教馬では史上最強と言える1頭だが、海外調教馬の勝利は05年アルカセット、馬券圏内も06年3着のウィジャボードが最後だ。

 自動車レースに例えると、日本と欧州の競馬は馬場が、「F1」と「ラリー」ぐらい違う気がするだけに、世界ナンバーワンホースと言えど好走は簡単ではないはず。馬券圏内に来たら、超越する存在としてあきらめるぐらいのつもりで臨む。

 また、前走が凱旋門賞でジャパンCを制したのは06年のディープインパクトのみ。同一年では1996年のエリシオが凱旋門賞1着→ジャパンC3着、12年のオルフェーヴル2着→2着などがあるが、連続して好走するのは簡単ではない。前走が凱旋門賞14着のクロワデュノールを管理する斉藤崇史調教師が、クリスチャン・デムーロ騎手に最終追い切りの手綱を託したのは、最高の状態での参戦が到底望めないからだろう。

 上位人気必至の2頭に不安要素があれば、歴史に残る最強世代の6歳馬に食い込みがあるとみる。ジャパンCでの6歳馬は00年以降【1・1・0・62】。馬券圏内に入ったのは03年タップダンスシチー1着、07年ポップロック2着の2度のみ。だが、今年の6歳世代は先週のマイルCSでガイアフォースが2着に入ったように、ここまで3歳以上のG1すべてで馬券圏内に1頭は送り出してきた。今年はジャスティンパレスシュトルーヴェセイウンハーデスダノンベルーガの4頭が参戦予定だ。

 改めて6歳で馬券圏内に食い込んだ2頭の戦歴を見てみたい。

・03年タップダンスシチー1着→前年有馬記念2着、金鯱賞1着、宝塚記念3着、京都大賞典1着

・07年ポップロック2着→前年有馬記念2着、京都記念2着、目黒記念1着、宝塚記念3着、京都大賞典2着、天皇賞・秋4着

 前年の有馬記念で2着に入り、同年の宝塚記念3着。G1で2度好走し、衰えなく能力が通用することを証明していた。ジャスティンパレスは今年の宝塚記念3着、天皇賞・秋3着と、衰えがないことはもちろん、安定感については増してきていると言える。

 昨年はスローペースで5着に終わり「長く脚を使うこの馬には厳しかった」と振り返ったクリスチャン・デムーロ騎手が2年連続で騎乗。1番ゲートからインで立ち回り、早めに前を射程にとらえる騎乗が濃厚だ。数少なくなったディープインパクト産駒は、種牡馬成績でジャパンC最多の4勝。衰えぬ6歳馬の底力に期待したい。(編集委員・小松 雄大)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。