11月29日(土)は東京・京都の2場開催。金曜正午時点の馬場状態は、2場ともに芝ダート・良となっている。

■京都2歳Sでウイナーズナインが重賞制覇を狙う
　京都11Rは芝2000mの京都2歳S(GIII)。ウイナーズナインは新馬戦、芙蓉Sと無傷の2連勝。ともに2000mでの勝利で、ここは3連勝での重賞初制覇が期待される。対するは新馬戦が強かったジャスティンビスタ、半姉にレシステンシアがいる良血馬で新馬戦を圧勝したバルセシートなど。

■キャピタルSは実績上位のジュンブロッサムに注目
　東京11Rは芝1600mのキャピタルS(L)。ジュンブロッサムは休み明けだった前走の富士Sで上がり3F32.8秒の脚で追い込んで4着。昨年の富士S勝ち馬で、春にはマイラーズCで2着に入るなど、ここでは力上位だ。久々の勝利を狙う。対するは昇級初戦の前走まほろばSで2着と好走しているブエナオンダ、中京記念を制したマピュースなど。

■シャングリラSでプロミストジーンが巻き返しを図る
　東京10Rはダート1400mのシャングリラS(3勝)。プロミストジーンは2走前に2勝クラスの横手特別を勝利し、前走は交流重賞のマリーンCに挑戦して3着と健闘した。自己条件に戻るここは勝ち負けが期待される。対するは前走の京都開設100周年記念で2着に入ったエストレヤデベレン、不良馬場の前走が不発も現級で2着、3着の実績があるストレングスなど。

■東山Sはクラス2走目でモンテシートが巻き返すか
　京都10Rは芝1400mの東山S(3勝)。モンテシートは2走前の有松特別を勝利してこのクラスに昇級。前走の仲秋Sでは7着に敗れたが、チャーチルダウンズC5着などの実績から通用するはず。今回は巻き返しを狙う一戦となる。対するは前走の宇治川特別を勝ち上がったミストレス、休み明けで昇級初戦の前走が9着だったが上積みが見込め変わり身が期待できるヤブサメなど。

■カトレアS2連勝中のサトノボヤージュなど素質馬が揃う
　東京9Rはダート1600mのカトレアS(OP)。サトノボヤージュは芝の初戦こそ2着だったが、ダートに替わった未勝利戦、オキザリス賞と2連勝中。前走も強い内容で、ここでは3連勝が期待される。対するは新馬戦を圧勝したマグナヴィクトル、半兄にカフェファラオがいるアルカディアカフェなど。

■京都12Rで良血馬ジュンヴァンケットが登場
　京都12Rは芝1200mの3歳上2勝クラス。ジュンヴァンケットは半兄にスプリンターズSを制したピクシーナイトがいる血統。前走、2走前といずれもこのクラスで2着に入っており、ここを勝って昇級したいところだ。対するは全兄にダノンスマッシュを持つ良血馬ハリウッドメモリー、前走の1勝クラスを勝ち上がったブルーアイドガールなど。

■京都7Rはリバティアイランドの半妹マディソンガールに注目
　京都7Rは芝1800mの3歳上1勝クラス。半姉に三冠牝馬リバティアイランドを持つマディソンガールは前走で2着と好走。新馬戦でショウヘイを負かしている素質馬。控える形が合っているようで、ここはクラス突破が期待される。対するはホープフルS5着の実績があるクラウディアイ、末脚鋭いアレンテージョなど。

■東京2Rでグランアレグリアの仔グランマエストロが初勝利へ
　東京2Rは芝1400mの2歳未勝利戦。母にGI・6勝のグランアレグリアを持つグランマエストロは、新馬戦で8着、続く未勝利戦でも3着と勝ち切れていないが、ここで初勝利を目指す。対するは前走で2着と好走したカズノダイジョウ、近2走が不発も新馬戦を見直したいラプランセスなど。

■東京1Rでラムジェットの半弟タイキブリッツェンが初勝利を狙う
　東京1Rはダート1600mの2歳未勝利戦。タイキブリッツェンは半兄に東京ダービー馬ラムジェットがいる良血馬。新馬戦が好内容の2着で、ここは初勝利が期待される。対するは3戦連続で2着と勝ち味に遅いものの能力は高いロイヤルスパイア、前走が好内容の2着だったリアライズタキオンなど。

■京都6Rの新馬戦でエンブロイダリーの半弟バートラガッツなどがデビュー
　京都6Rはダート1800mの新馬戦。半姉に今年の桜花賞と秋華賞の二冠を制しているエンブロイダリー(父アドマイヤマーズ)がいる、リアルスティール産駒のバートラガッツがC.デムーロ騎手でデビューする。

■節目の勝利までわずか
C.ルメール騎手、通算2100勝まであと2勝、東京で9鞍に騎乗。
松若風馬騎手、通算500勝まであと2勝、京都で4鞍に騎乗。

■伊藤大士調教師のバースデー
　29日は伊藤大士調教師の53歳のバースデー。当日の管理馬は東京8Rのアールプロストがスタンバイしている。