今、最も勢いに乗っているフランスのコンビがジャパンCも制した。ミカエル・バルザローナ(34)とフランシスアンリ・グラファール師(48)は10月に仏G1凱旋門賞をダリズで優勝。11月には米G1ブリーダーズCフィリー＆メアターフをゲゾラで勝利した。鞍上は「大観衆の前で勝つことができて最高の気持ちです。(日本G1初勝利で)自分にとっても記念すべきレースになった」と感無量の様子。「カランダガンにとっては最高のチャレンジができたと思うし、騎乗できて誇りに思っている」と異国の地でのG1獲りに興奮しきりだった。

　一方のグラファール師は初のフランス調教師リーディング獲得が確定的で絶好調。「輸送がうまくいって、大変良い状態で来日することができた。勇敢に馬は走り続け、真のチャンピオンであることを示してくれたと思う。今日は勝利を挙げられることができ、本当に素晴らしい一日だった」と喜びを語った。世界最強タッグから、今後も目が離せない。