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【ジャパンC】鈴木康弘氏 カランダガン見せた王者の底力 高い高速馬場適性と精神力

2025年12月01日 05:26

<東京12R・ジャパンC>レースを制したバルザローナ騎乗のカランダガン(撮影・河野 光希)

 【鈴木康弘 達眼解説】真の王者は舞台を選ばずといいます。欧州のタフな馬場でG1・3連勝中のカランダガン。日本の高速馬場は初経験でしたが、発走前からその適性の高さを訴えてきました。パドックで見せたのは両トモのスナップの利いた歩様。軽い芝にも対応できる、柔らかくて弾力性に満ちた身のこなしです。返し馬でも欧州馬らしからぬ軽いフットワークを見せました。

 勝利の予感が確信に変わったのは発走直後です。ゆっくりスタートする欧州のレーススタイルを身につけた馬がテンから加速する日本のレースに対応できるのか。浮沈の鍵はレース序盤の走りにかかっていると(日曜付のスポニチで)述べましたが、ゲートを五分に出ると、すぐにハミを取った。鞍上のバルザローナ騎手が手綱を抑えるほどの行きっぷり。レースの流れに即応できる自在性も備えていた。スムーズに1角を中団10番手前後で回ったところで最大の難関を突破しました。

 その傑出した身体能力もさることながら、精神力も凄い。欧州の競馬場とは勝手が全く異なる環境。日本は装鞍もパドック周回の時間も長いし、返し馬からゲートに集合、輪乗りをするまでにもかなりの間がある。待たされているうちにイレ込んだり、集中力を切らせてしまうケースも見かけます。ところが、カランダガンは平常心を保っていました。

 初物づくしの競走でマスカレードボールに競り勝った。着差(頭)以上の力差を感じさせました。時計を要す欧州競馬のトップホースが高速馬場でスーパーレコードをマーク。舞台を選ばない真の王者の底力を見せてくれました。(NHK解説者)

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