◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)
昨年に連覇を果たした王者
レモンポップが去り、古豪から勢いに乗る3歳馬まで多彩なメンバーが顔をそろえている。混戦ムードが漂っているのならば、芝とダートの“二刀流”で新境地をひらきつつある
シックスペンス(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎、父
キズナ)を狙ってみたい。
これまで芝で重賞3勝を挙げているが、母が米ダートG1馬という血統面などを考慮して、前走の南部杯で初めてダートに挑戦。好位で流れに乗り、勝った
ウィルソンテソーロには離されたが、しっかりと2着に踏ん張って適性を示したのは価値があった。
国枝調教師も「芝でも走れるし、ダートでも大丈夫。体形的にも(適性は古馬になって)筋肉が付いてきて悪くないと思う」と手応えを口にしている。この中間は順調に乗り込まれており、11月30日は美浦・坂路で54秒7―12秒8をマーク。国枝師が「体調はいいよね」と仕上がりも良さそうで、砂投入2戦目で大仕事を期待したい。(坂本 達洋)