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23年皐月賞馬ソールオリエンスが引退種牡馬入り 父キタサンブラックやイクイノックスの種付け料高騰で需要高まり

2025年12月02日 18:30

 2023年4月、皐月賞を制したソールオリエンス(右)

 デビュー3連勝で23年皐月賞を制したソールオリエンス(牡5歳、美浦・手塚久)が現役を引退し、種牡馬入りすることが明らかになった。所属する社台サラブレッドクラブが2日、ホームページで発表した。天皇賞・秋14着がラストランとなった。

 同馬は父キタサンブラックと母スキアの間に誕生した鹿毛馬で半兄に富士S覇者でドバイターフ2着のヴァンドギャルドがいる良血馬。22年11月にデビュー。のちの重賞ホースであるレーベンスティールとの競り合いを首差で制し、初陣Vを飾った。2戦目の京成杯で重賞初制覇。3戦目に挑んだ皐月賞は重馬場を物ともせず、力強く伸びてタスティエーラを豪快に差し切った。その後は勝ち星こそなかったものの、ダービー、24年宝塚記念で2着、菊花賞で3着に入るなど、G1戦線で走り続けた。

 馬産地から種牡馬としてのオファーが届いたこと、背腰の疲労感が強く残っており、有馬記念への出走が難しく、立て直すのに時間がかかりそうなこと、父キタサンブラックやその代表産駒であるイクイノックスの種付け料が2500万円と高騰し、後継種牡馬としての需要が高まっていることなどから、手塚久師や牧場関係者で協議した結果、引退&種牡馬入りが決まった。種牡馬としての繋養先は、祖父であるブラックタイドも繋養されている北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで調整中となっている。

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