Wコースで追い切ったルクソールカフェ(左)(カメラ・荒牧 徹)
◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)追い切り=12月3日、美浦トレセン
古馬初挑戦となった前走の武蔵野Sで、3馬身半差をつけて圧勝した
ルクソールカフェ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎、父
アメリカンファラオ)は、美浦・Wコースで
サトノカルナバル(3歳オープン)を3馬身半追走した。道中の集中力は十分。最後の直線で軽く合図が出ると、しっかりと反応して一度は前に出た。
その後に再び抜き返されても、手綱は全く動かさず。6ハロン83秒1―11秒6で1馬身遅れという内容に、堀調教師は「中2週なので直前は微調整程度。反応は良くて息遣いも良かった。状態は平行線」と説明した。先月30日にもWコースでしっかり時計を出せており、間隔が詰まりながらも良好な気配。順調に過程を踏めている点には好感が持てる。
古馬相手のG1にチャンレンジと、前走からさらにハードルは上がる。だが、まだ3歳馬ながらケンタッキーダービー(12着)で米国遠征も経験。デビュー3戦目から、一気の4連勝は能力がなければできない芸当だ。トレーナーは「ストロングポイントは輸送を苦にしないこと。初めての中京でも安心している」。550キロ近い雄大な馬体を誇る
アメリカンファラオ産駒が、ダート界頂点取りへ打って出る。