北村友一騎手が騎乗し、余裕の手応えで併せ馬に先着したアランカール(右)(カメラ・高橋 由二)
◆第77回阪神JF・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル)=12月3日、栗東トレセン
無傷2連勝中の
アランカール(牝2歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父
エピファネイア)は抜群の伸びを見せ、盤石ぶりをアピールした。
軽快な脚取りで駆け抜けた。北村友を背に、栗東・CWコースで中
アルジェンテーラ(2歳新馬)、外
ディーンズリスター(6歳1勝クラス)を1馬身半追走。ラスト2ハロンで最内からスッと軽く加速すると、11秒5―11秒0(6ハロン85秒1)をマーク。最後は鞍上が手綱を抱え込むほどのパワフルさで半馬身先着した。
中間は左前肢に骨りゅうが認められたが、大きな不安はない。北村友も「休み明けを感じさせない動きでした。少し気持ちにも余裕が出てきました。体は特に何も問題ないです」と言い切った。
同厩舎が管理し、北村友が主戦を務めた名牝
クロノジェネシスは同レース2着だった。
クロワデュノールでダービーを制した名コンビで、今年2度目の
ビッグタイトルを狙う。(松ケ下 純平)