◆第61回中日新聞杯・G3(12月13日、中京・芝2000メートル)追い切り＝10日、栗東トレセン

　アンドロメダS2着のシェイクユアハート(牡5歳、栗東・宮徹厩舎、父ハーツクライ)は坂路で単走。パワフルな身のこなしで、機敏に四肢を動かして駆け上がった。最後までスムーズに加速し、54秒0―12秒3をマーク。宮調教師は「サッと流した。悪くないよ。いつもと同じ感じ」とうなずいた。

　3勝クラスで2着7回、3着4回と惜敗が続いた。卒業までに15戦を要したが、昇級初戦の小倉記念で2着に入るなど、重賞やオープン特別でも堅実だ。宮師は「競馬ぶりが安定しているね。最後の詰めが甘いところはあるけど、どこかでチャンスはあると思う」と期待。待望の初タイトルを目指す。