高知県競馬組合は27日、今年1月に担当馬2頭に対して禁止薬物であるカフェインを使用し、3月に書類送検されていた和田一夫元厩務員(65)に対し、2008年10月27日から2010年10月26日まで2年間の競馬関与停止処分を下したと発表した。
2頭は当時、高知・田中伸一厩舎に所属していたセニョールベスト(牡9)とパラダイスゲスト(牝4)。1月2日と3日のレースでそれぞれ1着と2着に入ったが、レース後の尿検査で陽性反応が出たため、失格となっていた。 なお、管理していた田中伸一調教師(37)に対しても、戒告・賞典停止60日の処分が下されている。
【関与停止期間中の被処分者の取扱い】
1.馬主、調教師、調教師補佐、騎手、厩務員として競馬への参加の禁止
2.調教師等の資格を得ることの拒否
3.競馬場及び場外施設への入場禁止
4.主催者の管理下にある厩舎地区への立ち入り禁止
5.中央競馬への参加及び入場の禁止