9日、新潟競馬場で行われた第44回関屋記念(3歳上、GIII・芝1600m)は、三浦皇成騎手騎乗の2番人気スマイルジャック(牡4、美浦・小桧山悟厩舎)が、後方追走から直線で一気に伸び、1番人気ヒカルオオゾラの追撃を1馬身差抑え優勝した。勝ちタイムは1分32秒7(稍重)。さらに1.3/4馬身差の3着に13番人気マイネルスケルツィが入った。
勝ったスマイルジャックは、父タニノギムレット、母はJRA1勝のシーセモア(その父サンデーサイレンス)。半姉に07年フロイラインC(旭川)を勝ったティンバーランド(父ティンバーカントリー)がいる血統。
07年9月にデビューし、昨年のスプリングS(GII)で重賞初制覇。皐月賞(GI)で9着に敗れ、12番人気で出走した日本ダービー(GI)ではディープスカイの2着に激走。昨秋からはマイル戦線を歩み、今年4月のマイラーズC(GII)では3着。前走の安田記念(GI)は9着に敗れていた。通算成績17戦3勝(重賞2勝)。
鞍上の三浦皇成騎手は、昨年8月10日の函館2歳S(GIII、フィフスペトル)以来1年ぶりとなるJRA重賞2勝目。スマイルジャックには初騎乗だった。管理する小桧山悟調教師は、スマイルジャックで制した昨年のスプリングS以来のJRA重賞制覇で、通算3勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。