12日、大井競馬場で行われた第43回黒潮盃(3歳、南関東G2・ダート1800m、1着賞金2000万円)は、山田信大騎手騎乗の4番人気ツクシヒメ(牝3、船橋・山浦武厩舎)が、2番手追走から直線に向いて抜け出し、1番人気ブルーヒーローに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分53秒9(重)。さらに2馬身差の3着には8番人気カラテチョップ(兵庫)が入った。
勝ったツクシヒメは、父カコイーシーズ、母オペラハナミ(その父オペラハウス)という血統。昨年10月にホッカイドウ競馬からデビューし、2勝を挙げた後に南関東へ移籍。移籍後も勝ち星を重ね、東京プリンセス賞(南関東G1)3着、前走の関東オークス(交流GII)ではラヴェリータの2着に好走していた。通算成績12戦5勝(重賞1勝)。
なお、牝馬による黒潮盃優勝は92年(4月に実施)のカシワズプリンセス(南関東2冠牝馬ネフェルメモリーの祖母)以来17年ぶりの快挙。この時期の開催となった99年以降では初となる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。