JRAは13日、07年皐月賞(GI)を制したヴィクトリー(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)が、同日付で競走馬登録を抹消することになったと発表した。今後は種牡馬となる予定だが行先は未定。
ヴィクトリーは、父ブライアンズタイム、母グレースアドマイヤ(その父トニービン)。半兄にリンカーン(阪神大賞典-GIIなど重賞3勝)、おじにフサイチコンコルド(日本ダービー-GI)、
アンライバルド(皐月賞)などがいる血統。
06年11月のデビュー戦(京都・芝2000m)を5馬身差で圧勝し、続くラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)はフサイチホウオーの2着。07年初戦の若葉S(OP)を制すと、続く皐月賞では7番人気の低評価を覆して優勝。鞍上の田中勝春騎手に15年ぶりのGIをプレゼントした。その後は神戸新聞杯(GII)3着、今年の京都記念(GII)でも3着に入るなどの活躍を見せたが、勝ち星を挙げることはできず、5月の金鯱賞(GII)12着が最後のレースとなった。通算成績16戦3勝(重賞1勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。