31日、金沢競馬場で行われた第5回イヌワシ賞(3歳上、ダート1900m、1着賞金210万円)は、吉原寛人騎手騎乗の3番人気マヤノグレイシー(牡10、愛知・斉藤弘光厩舎)が、先団追走から直線に向いて抜け出し、1番人気キクノアロー(兵庫)に2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分02秒6(良)。さらにアタマ差の3着には9番人気フサイチウィード(笠松)が入った。
勝ったマヤノグレイシーは、父マヤノトップガン、母はJRA1勝のライトウインズ(その父ジェイドロバリー)という血統。01年9月に栗東・坂口正大厩舎からデビューし、07年新潟記念(GIII)5着など重賞でも好走を見せた。JRAで6勝を挙げた後に愛知へ移籍。移籍後は08年せきれい賞(盛岡)2着、09年オグリキャップ記念(笠松)2着などの活躍を見せており、今回が15回目の挑戦での重賞初制覇となった。通算成績39戦9勝(うちJRA22戦6勝、重賞1勝)。