現地時間5日、愛・レパーズタウン競馬場で行われた愛チャンピオンS(3歳上、愛G1・芝10f、9頭立て)は、M.キネーン騎手騎乗の1番人気シーザスターズ Sea the Stars(牡3、愛・J.オックス厩舎)が、中団の内追走から直線で外に持ち出し、先に抜け出したフェイムアンドグローリー Fame and Gloryに2.1/2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは2分03秒90(良)。さらに2.1/2馬身離れた3着にはマスタークラフツマン Mastercraftsmanが入った。
勝ったシーザスターズは、父Cape Cross、母は凱旋門賞馬アーバンシー Urban Sea(その父Miswaki)という血統の愛国産馬。半兄に英ダービー(英G1)、愛ダービー(愛G1)、キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)を制したガリレオ Galileo(父Sadler's Wells)、同じく半兄にタタソールズゴールドC(愛G1)、ジョッキークラブ大賞典(伊G1)を勝ったブラックサムベラミー Black Sam Bellamy(父Sadler's Wells)、半姉にダイアナH(米G1)勝ち馬のマイタイフーン My Typhoon(父Giant's Causeway)がいる。
昨年7月のデビュー戦(カラ・芝7f)は4着に敗れたものの、2戦目(レパーズタウン・芝7f)で初勝利を挙げ、続くベレスフォードS(愛G2)で重賞初制覇。今年に入り、英2000ギニー(英G1)、英ダービー(英G1)を制してナシュワン Nashwan以来20年ぶりの2冠を達成すると、古馬との対戦となったエクリプスS(英G1)、前走の英インターナショナルS(英G1)も快勝しており、今回の勝利でG1・5連勝となった。通算成績8戦7勝(重賞6勝)。