23日、高知競馬場で行われた第13回黒潮菊花賞(3歳、ダート1900m、1着賞金27万円)は、中西達也騎手騎乗の1番人気グランシング(牡3、高知・炭田健二厩舎)が、好位追走から直線で抜け出すと、3番人気リワードブライトンの追い上げを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分11秒9(良)。さらにクビ差の3着には9番人気ケージーフジが入った。
勝ったグランシングは、父マリエンバード、母ローレルセレナーデ(その父サザンヘイロー)という血統。昨年5月にホッカイドウ競馬からデビューし、1勝を挙げた後に高知へ移籍。移籍後は黒潮皐月賞、黒潮ダービーの高知2冠を制したほか、佐賀へ遠征した九州ダービー栄城賞でも2着に好走し、前走は古馬相手の建依別賞(高知)で2着に入っていた。通算成績21戦10勝(重賞3勝)。
なお、高知競馬における3冠馬はカイヨウジパング(98年)、オオギリセイコー(00年)に続く史上3頭目となる。