{horse=2007103927:メイショウホンマル}の前走は8月の札幌戦以来。勝負どころでもたつく面を見せたが、直線はしぶとく伸びて2着を確保した。「競馬に行って勝負強さを見せたからね。そのあたりは姉に似ているかな」と西浦師は感心する。京都2歳Sは順調に使っていた馬と休養明けの差。力差があるとは思っていない。

　全姉はカワカミプリンセス。姉も担当した深川助手は「姉と違って普段はおとなしい。でも食べるときは殺気立っている。それは似ていますね。求めたときだけ本気を出してくれるから調整がしやすい。プリンセスは野生のごとく育てられた馬って感じ。ホンマルは坊ちゃま」と話す。

　前走は12kg増。「急仕上げだったから。使って息遣いが変わったし、体も締まった。変な力みもなくなって落ち着きも出てきた」と深川助手が力強くうなずけば、日曜のケイコに騎乗した柳田助手も「心肺機能がすごい。プリンセスのこの時期は入厩したころ。当時と比べると、総合的にホンマルの方が上」と評価する。来春の飛躍へ。姉の背中を追って、大きな一歩を踏み出す。

提供：デイリースポーツ