実力は五分と五分。大久保洋厩舎2頭、{horse=2003105155:トウショウシロッコ}と{horse=2005100667:トウショウウェイヴ}の兄弟が気力に満ちた併せ馬を敢行した。美浦坂路を1本駆け上がったあとWへ移動。内にウェイヴ、外はシロッコ。並んで直線に向くとともに強めに追われ、6F82.7-37.9-12.7秒で並入。手応えはややウェイヴが優勢だったが、シロッコもラストまでしっかり伸びていた。
「2頭ともにまずまずの動き。良かったんじゃないかな」と大久保洋師は納得の表情。兄のシロッコは2走前の福島記念で首差2着。改めて重賞でもやれるだけの手応えをつかんだ。「前走(ディセンバーS5着)は少し重めが残っていた。流れが速くなってくれれば」と差し脚に期待する。
一方、弟のウェイヴは結果の出ていない右回りがひとつのカギとなる。「ケイコではブリンカーを着けたりハミを替えたり、工夫をしている。その効果がいくらかありそうなので」と課題の克服に意欲を見せる。2頭ともに勝てば待望の重賞初勝利。どちらにも色気を持って、初春の舞台に立つ。
提供:デイリースポーツ