第26回フェアリーS・GIII(芝1600m)は11日、中山11Rに16頭で争われ、11番人気の
コスモネモシンが中団から差し切り、評判の良血馬を鮮やかに切り捨てて見せた。2着は2番人気の
アプリコットフィズ。1番人気の
テイラーバートンは、ひと伸びを欠き3着に敗れた。
人気薄の伏兵が、良血馬を力でねじ伏せた。大逃げの
カホマックスを見ながら、道中は中団を追走した
コスモネモシン。4コーナー手前で仕掛け、早めに動いた2着
アプリコットフィズをきっちりかわしてゴールへと飛び込んだ。
ガルボで制した10日のシンザン記念が重賞初制覇だった清水英師は、何と連日の重賞タイトル奪取。エスコートした石橋脩は、これが重賞初Vだ。レースについては「いい位置を取れたし、しまいもよく伸びてくれた。反応も良かった」と淡々と振り返ったが、自身の話になると「なかなか勝てなかったけど、いい経験をさせてもらった。最高にうれしい」とほほ笑んだ。
今後について、清水英師は「桜花賞(4月11日・阪神)を最大目標にして、それまでのことはこれから考えたい」と話した。また1頭、関東から現れた新星。春のクラシックを心待ちにしている。
提供:デイリースポーツ