負けて強しの内容だった。2番人気のアプリコットフィズは、大逃げを打ったカホマックスを早めに捕まえに動いての2着。蛯名が4Rで落馬負傷したため、急きょ代役を務めた田中勝は「前を捕まえに行ったからね。能力は感じたよ」と残念そうに話した。小島太師は「きょうの展開では仕方がないね。厩舎で調整し、桜花賞前に一度使いたい」と春を見据えた。

　1番人気に支持されたテイラーバートンは、最後の直線で追い上げたが3着まで。四位は「ゲート入りを嫌がったし、初物づくしでナーバスになっていた。道中はいい感じで進めたんだけどね」と顔をしかめた。それでも、収穫はあった。「大外枠を経験したことが、今後に生きてくると思うよ。能力があるのは確かだから」と次走以降の成長に期待を寄せた。

提供：デイリースポーツ