巨漢の鹿毛が、ゆったりと栗東CWに足跡を刻む。前には新馬のスカイフォレスト。半馬身差で外につけた{horse=2007103148:アドマイヤテンクウ}は、4角の外ラチ沿いを緩やかに曲がった。素早く直線に向いたパートナーとやや差が開いたが、超大型馬とは思えない反応の良さで急接近。馬体をきれいに合わせると、鼻面を並べてゴール板に入った。
5F71.7-40.6-12.0秒。軽く気合をつけられた程度で、余力は十分にあった。「月曜にやっているから。きょうは上がりだけの調教。相手なりにしか走らないタイプで、新馬(のペース)に合わせただけだよ」と松田博師は悠然と話した。
美浦Wを単走で追われた{horse=2007104849:ローグランド}は、5F全体が69.2秒と決して速かったわけではないが、ラスト1Fはバテ気味に13.7秒を要した。「けさのウッドが重かったのかもしれないけど、体重の重い助手が乗ったとはいえ伸びはワンパンチ足りなかったな」と河野師。それでも「競馬を覚えてきたし、ぶざまな競馬にはならないはず」と最後は前向きに話していた。
提供:デイリースポーツ