前走の早春Sを勝ち、オープン馬の仲間入りを果たした
コロンバスサークル。初勝利を挙げたのがデビューから7戦目。力はありながら勝ち切れなかったのは、スタートの遅さが大きな要因だった。「おとなしい子だからね。ゲートをゆっくり出る感じだったんだ。最近は五分に出るようになっている。それで結果が出始めたんじゃないかな」。小島良助手は近走の充実ぶりを分析する。
前走、最後の直線で前が壁になったときには“万事休す”と思われたが、前があくと一瞬のうちに抜け出し、最後は手綱を抑えてゴール。インパクト十分な末脚に、コンビを組む田中勝は「直線ではヒヤヒヤしたけど、最後はいい脚を使ってくれた。全体的にしっかりしてきたし、重賞でも通用するんじゃないかな」と好感触だった。充実一途のホワイトマズル産駒が、重賞初挑戦、初勝利を目指す。
ショウナンラノビアが巻き返しに虎視たんたんだ。4日に栗東CWで追い切られ、6F81.7-40.3-13.1秒。上々のフットワークを見せた。「今回は休み明け2走目だからね。万全とは言わないが、いい状態に近い」と岡田師。前走の京都牝馬Sは7か月半ぶりの実戦とあって14着。プラス12kgと馬体にも余裕があったが、今回は入念に乗り込まれて気配は上昇している。
提供:デイリースポーツ