3歳牡馬クラシック路線の主役{horse=2007103404:ローズキングダム}が、いよいよ今年のスタートを切る。デビューから無傷の3連勝で朝日杯FSを制覇。自慢の切れ味を存分に発揮する完勝劇だった。
前走後は短期放牧に出て、戻ってからは徐々にピッチを上げながら、着々と準備を整えてきた。10日の1週前追い切りでは栗東DPでカレンナホホエミ(3歳オープン)と併せ馬。最後まで馬体を並べながら、しっかりと負荷をかけることができた。小牧も「ある程度、飛ばしていって、いい追い切りができた」と始動戦へ向けて、確かな手応えをつかんだ。
本番を前に足踏みはしない。橋口師は「ここまで予定通り。あとはレースで予定通りに行ってくれれば」と期待を込める。小牧も「悪いところは何もないし、このまま、馬も人間も順調に行ってくれれば。いいスタートを切りたいね」と不安材料は何もない。再び力の違いを見せつける。
{horse=2007106723:サンディエゴシチー}は東スポ杯2歳S4着以来の実戦となる。前走後は右後脚の飛節に疲れが出たが、じっくりと立て直してきた。気性面で調教が難しいタイプだが、中間はプール調教を併用しながら乗り込んでいる。「この馬としては順調に来ている」と作田師。唯一の黒星は東スポ杯2歳Sだけで、これまでの戦績は札幌2歳Sを含めて4戦3勝。侮れない存在だ。
提供:デイリースポーツ