凱旋門賞の重要なプレップレースである3歳限定G2ニエユ賞(2400m)が14日、ロンシャン競馬場で開催され、本命視されていたダラカニ(父ダルシャーン)が、残り300mで先頭に立ち、後続を1.1/2馬身しりぞけて優勝。通算7勝目を飾った。春のダラカニは、5月のG1リュパン賞、6月の仏ダービーを連勝。しかし、愛ダービーでは1番人気を裏切りアラムシャーの2着に敗れていた。ヨーロッパの大手ブックメーカー「コーラル」が発表している凱旋門賞の前売りオッズで、ダラカニは1番人気となっている。
また、同じく14日にロンシャンで行われた古馬のG2フォア賞(4歳上、2400m)には4頭が出走。1番人気に推されていたアンジュガブリエル(5歳、父カドゥーヌヴェ)が、A.ファーブル厩舎のマータライン(4歳、父リナミックス)に2.1/2馬身の差をつけて圧勝した。昨年の香港ヴァーズに優勝したアンジュガブリエルは、今季緒戦のG1ドバイシーマクラシックで2着となった後、3ヶ月ぶりのレースとなった仏G2シャンティー大賞典で再び勝ち星をあげ、前走のG1サンクルー大賞典で昨年に続き2連覇を達成していた。その後、キングジョージは回避。ここは、3ヶ月ぶりの出走となった。