練習では目立たないのに、本番になるとめっぽう強いヤツ。{horse=2006101225:フサイチセブン}がまさにそのタイプだろう。松田国師は「攻め馬とレースが直結しない馬」と評価する。
14日、栗東坂路でフキラウソング(4歳1600万下)を相手に1週前追い切りが行われ、4F54.1-39.9-13.8秒。楽な手応えのままの僚馬にコンマ1秒遅れをとったが、この馬にとってはさほど珍しい光景ではない。「相変わらず調教は動かないが、しっかりと乗り込んでいますよ。馬自体が良くなっているので、このひと追いでどれくらい変わるか」と師は涼しい表情。
ダート変わりとなった2戦目からは7戦5勝、2着2回と連対率100%を誇る。前走の船橋ダイオライト記念は好位からソツなく抜け出し完勝。交流GIIVを簡単に決めた。「前に行けるし、番手につけて抜け出すレースもできる。中央でもいいレースをしてくれると思う」と指揮官。中央での重賞獲りを目指し、新たな航路へとかじを切る。
提供:デイリースポーツ