2日、京都競馬場で行われた第141回天皇賞・春(4歳上、GI・芝3200m)は、C.ウィリアムズ騎手騎乗の2番人気ジャガーメイルが、道中好位追走から直線で追い上げると、4角先頭から粘り込みを図った4番人気マイネルキッツをゴール手前で捕らえ、同馬に3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分15秒7(良)。さらに5馬身差の3着には16番人気メイショウドンタクが入った。1番人気フォゲッタブルは6着に敗れている。
勝ったジャガーメイルは、これまでにGIIで2着3回など重賞の舞台では惜敗が続いていたが、9度目の挑戦(海外含む)にして初の重賞制覇を達成した。管理する堀宣行調教師はキンシャサノキセキで制した高松宮記念(GI)に続く今年のJRA重賞4勝目、通算では13勝目となった。
鞍上のC.ウィリアムズ騎手は、過去2年豪VIC州リーディングを獲得しているオーストラリアのトップジョッキーで、1日から短期騎手免許で日本での騎乗を開始していた。JRA重賞は初制覇。なお、この勝利が史上初の外国人ジョッキーによる天皇賞・春制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ジャガーメイル(牡6)
父:ジャングルポケット
母:ハヤベニコマチ
母父:サンデーサイレンス
従兄:マイネルレーニア(06年京王杯2歳S-GIIなど重賞2勝)
厩舎:美浦・堀宣行
通算成績:17戦6勝(うち海外2戦0勝、重賞1勝)
主な戦績:10年京都記念(GII)2着、09年目黒記念(GII)2着、08年アルゼンチン共和国杯(GII)2着など