ドデカイ馬体から繰り出されるド派手なパフォーマンス。{horse=2003106278:サンダルフォン}が栗東CWを力強く弾んだ。ラスト1Fは助手の追うアクションに反応し、まさに鋭伸。6F82.2-38.1-11.9秒をマークした。「一杯にやったけどいい感じ。もともと攻めで動く馬。いつも通りかな」と松永幹師は笑顔をのぞかせた。
阪神Cのあと放牧へ。その休養が功を奏し、叩き3走目の前走で見事にVをもぎ取った。「阪神Cのあとは疲れもあったけど、休ませて良くなった。夏場の方がいいですね。7歳馬でも元気ですよ」。得意の季節に向けてグングンと調子を上げている。
いかにスムーズな競馬ができるか。それに尽きる。「デカくて小脚が使えない。前が詰まって立て直すと、スピードに乗るまでに時間がかかる」。実際、3走前が4角で、2走前は直線でゴチャついたことが敗因だった。CBC賞といえば、本来は中京で行われるレース。改修工事のため、京都で行われることを歓迎する。「小回りだと不安がある。京都の千二なら前走勝っているコースと距離。うまく流れに乗ってくれればいい脚が使える」。スムーズに運べた前走の再現を狙う。
昨年は4位だったサマースプリントシリーズ。今年はその頂点を目指す。「ここを使って小倉へ。もう1回行きたいね」。北九州記念(8月15日・小倉)連覇へ。まずはGIII奪取で弾みを付ける。
提供:デイリースポーツ