19日、京都競馬場で行われた秋華賞(G1・芝2000m)は、幸英明騎手騎乗の2番人気スティルインラブ(牝3、栗東・松元省一厩舎)が直線外から差しきり、1986年のメジロラモーヌ(3冠目は3歳限定時代のエリザベス女王杯)以来17年ぶりの牝馬3冠に輝いた。2着は1番人気アドマイヤグルーヴ、3着はヤマカツリリーが入った。
スティルインラブは父サンデーサイレンス、母ブラダマンテという血統。兄にラジオたんぱ賞(G3)のビッグバイアモンがいる。馬主のノースヒルズマネジメントは1998年のファレノプシスに続く秋華賞2勝目。通算成績は7戦5勝、重賞勝ちは桜花賞、オークス、秋華賞の3勝(全てG1)。ちなみに、3冠レース全てアドマイヤグルーヴに続く2番人気で、牡馬の3冠馬5頭も含め、3冠レースで1番人気になったことのない3冠馬は史上初。
サンデーサイレンス産駒は今秋のG1で、スプリンターズS(1-3着独占)に続きワンツーフィニッシュ。産駒は秋華賞初勝利で、未勝利のG1はNHKマイルC、ジャパンCダート、安田記念の3レースのみとなった。