ヴィクトリアマイルでは強豪相手に3着。今の
ニシノブルームーンには、完成期という言葉がふさわしい。
鈴木伸師も「本当に成長している。4歳時に無理をせずに、休ませたのが良かった。それにしても、5歳後半から、牝馬がこれだけ成長することはあまりないよ」と舌を巻くほどだ。昨秋に栗東留学を経験して、本格化を遂げた。「去年とはトモ、キ甲から肩にかけての筋肉が全然違う」と馬体の充実ぶりは著しい。
1週前追い切りは美浦坂路で併せ馬。4F49.6-36.2-12.1秒をたたき出した。「いい動き。最近はこういう状態が続いている」と騎乗した北村宏が言えば、トレーナーも「完ぺき。順調過ぎるくらい」と万全の仕上がりを強調した。
秋はエリザベス女王杯(11月14日・京都)を大目標に据える。「マイルのGIで、あの競馬ができたわけだからね。距離が延びるのはいい」と師はGI奪取を視界にとらえる。期待をより膨らませるためにも結果を残したい。
提供:デイリースポーツ