19日、京都競馬場で、5日のスプリンターズS2着を最後に引退したビリーヴ(牝5・松元茂)の引退式が行われた。今年の高松宮記念と同じ1番のゼッケンをつけ、安藤勝己騎手を背に直線でキャンターを披露。ファンとの別れを惜しんだ。
ビリーヴは父サンデーサイレンス、母グレートクリスティーヌという血統。昨年夏頃から頭角を現しはじめ、その秋4連勝でスプリンターズS(G1)を制覇。サンデーサイレンス牝馬としては初めて牡馬混合のG1の勝ち馬となり、今年も高松宮記念(G1)を制しスプリントG1・2連覇を達成していた。通算成績は28戦10勝(うち香港1戦0勝)。重賞勝ちは02年スプリンターズS(G1)、03年高松宮記念(G1)、02年セントウルS(G3)、03年函館スプリントS(G3)の計4勝。
今後はアメリカ・ケンタッキー州・レーンズエンドファームのオークツリースタッドにて繁殖入りし、初年度の種付け相手はエルコンドルパサーらの父Kingmamboを予定している。4頭をアメリカで産み、5頭目を受胎した状態で日本に帰国。産駒は全て母と同じ松元茂厩舎からデビュー予定。