芝10fを舞台とした英G1チャンピオンSが18日、ニューマーケット競馬場で開催され、人気馬上位3頭が大きく敗れる波乱のレースとなった。
優勝したのは、人気薄のラクティRakti(牡4、父Polish Precedent)で、2着カーニヴァルダンサーCarnival Dancer(牡5、父Sadler's Wells)を2馬身差斥けて快勝。一昨年のデビュー戦から昨年9月の準重賞まで6戦6勝のラクティは、5月の伊G1大統領共和国賞で、昨年の伊ダービーに続いてG1・2勝目をあげ、前走6月18日の英G1プリンスオブウェールズSではネイエフNayefの2着に敗れていた。
また、このレースを最後に現役を引退、日本で種牡馬入りすることになっていたアラムシャーAlamshar(牡3・父Key of Luck)は1番人気を裏切り6着に敗れ、有終の美を飾ることが出来なかった。同じくこれが締めのレースとなったネイエフNayef(父Gulch)も8着に敗れた。英1000ギニー勝ち馬ラシアンリズム Russian Rhythmは5着、ジャパンCに登録のあるカイエトゥール Kaieteurは7着だった。
ラクティはジャパンCにも登録があるが、管理するM.ジャーヴィス調教師は、次走12月14日に行われる香港Cに出走する意向を表明している。