芦毛のアイドル・オグリキャップが死亡

2010年07月03日 20:30

 90年有馬記念などGI4勝を挙げ競馬ブームを巻き起こしたオグリキャップ(牡25)が3日、余生を送っていた北海道・優駿スタリオンステーションで死亡したことが分かった。

 オグリキャップは父ダンシングキャップ、母ホワイトナルビー、母の父シルバーシャークという血統。87年に笠松競馬でデビューすると、12戦10勝の好成績を残し、88年に中央競馬に移籍。88、90年の有馬記念(GI)、89年マイルCS(GI)、90年安田記念(GI)などGI4勝を挙げた。通算成績は32戦22勝(地方12戦10勝)。

 引退後は種牡馬として、小倉3歳S(GIII)・2着のオグリワンなどを輩出。08年には東京競馬場でファンに一般公開され元気な姿を披露していた。

【株式会社優駿 村田繁實(しげみ)社長のコメント】
「7月3日午後2時過ぎにオグリキャップが放牧地で倒れているのを確認しました。その様子を見たところ、右後肢を骨折しており、その後死亡しました。同日中に優駿スタリオンステーションの役員、関係者が集まり、メモリアルパークにて死を弔いました。今年の5月1日からよりたくさんのファンの皆様にご覧いただけるよう、放牧地を整備したところだっただけに残念です。

 最期は大往生だったかと思います。今後は『お別れの会』を行なう予定です。これまでオグリキャップを愛していただき、ありがとうございました。これだけファンに愛された馬はいないと思います」

【武豊騎手のコメント】
「競馬の歴史に凄い名を残した馬に二度騎乗(90年安田記念・有馬記念ともに1着)させてもらって本当にありがたく、誇りに思います。今はオグリを知らない若い世代のファンの方もいらっしゃるので、あのスーパーホースの凄さを伝えていきたいです」

【日本中央競馬会理事長 土川健之氏のコメント】
「一昨年、東京競馬場で元気な姿を見せてくれていただけに、突然の報せを聞き、大変驚いています。多くの人に愛され、競馬の一時代を築いた同馬は、いつまでも多くのファンの心の中で走り続けることでしょう。心からご冥福をお祈りします」

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