ソリタリーキングは栗東坂路で
ラターシュ(4歳1000万下)と併せ馬。しぶとく食らいついたが、最後は2馬身ほど遅れた。時計も4F54.7-39.5-13.3秒と平凡だが「動かないのは気にしなくていい」と古川助手も納得の表情を見せる。
兄姉には活躍馬がズラリ。その筆頭格
ヴァーミリアンも攻め駆けしないタイプだが、その血をしっかりと受け継いでいる。「攻めは走らないから。それでも先週ビッシリとやっているし、相手が動いただけ。十分に調教を積んできたし、雰囲気はいいよ」。実戦では走る血統だから併走遅れは気にならない。
夏場対策も万全だ。「この夏から厩舎にはミスト(霧の噴射)を設置していて、厩舎内は外とは体感温度が違う。そのおかげでウチに夏バテしている馬はいないよ。効果は大きい」。地力強化に加えて、酷暑をものともしない出来の良さが大きな武器。兄姉たちが残した蹄跡をこれからじっくりとなぞっていく。
朝一番の美浦北Cを、ビッグバンが力強く駆け抜けた。5Fで2秒先行する
タマモウィナー(4歳500万下)の外を回り、残り1Fでかわすと1馬身半先着を決めた。6F81.7-37.7-12.8秒のタイムに、橋本助手は「スムーズに手前も替えて、いい攻め内容でした」と笑顔。「ここを目標に今までで一番の出来。結果を出したいですね」と意気込んでいた。
提供:デイリースポーツ