ダークシャドウ末脚の破壊力は重賞レベル/セントライト記念

2010年09月17日 12:06

 攻め気配の良さが一発の期待を膨らませる。朝一番の美浦Wで{horse=2007102929:ダークシャドウ}が躍動した。4Fで2馬身先行する僚馬{horse=2005102369:サムズアップ}(5歳500万下)をうなるような行きっぷりで追撃。直線も脚勢は衰えず余力十分の手応えで並入すると、後方から4角で最内に潜り込んできた{horse=2007102891:クォークスター}には1馬身先着の形でゴールを貫いてみせた。

 抜群の印象度を残してマークしたタイムは、4F52.7-38.7-13.2秒。中間は函館で3本追い切って12日に帰厩したばかりだが、調整は順調そのものだ。「デビュー前からケイコの動きがすごく良かった馬ですが、今回もいい感じです」と橋本助手は胸を張った。

 経験馬相手の初戦を爆発的な末脚で制すると、続く500万下も豪快に差し切り完勝。2カ月半ぶりの前走は古馬初挑戦で4着に敗れたものの、陣営は悲観していない。
「出負けして、仕掛けて行く形。コースなど初物尽くしで最後はもたれていましたが、初めて苦しい競馬を経験したことが糧になれば」と前を向く。「外回りで条件は良くなりますからね」。スケールの大きさ、末脚の破壊力は重賞レベル。実績こそ僚馬クォークに譲っても、魅力たっぷりの存在だ。

 賞金400万円の1勝馬でも素質は高い。{horse=2007103399:シルクスチュアート}は美浦坂路で木曜の一番時計タイとなる4F50.2秒をマーク。上がりも37.1-13.1秒と力強くまとめた。「今の坂路は時計がかかっているからね。この内容なら上々」と奥平師。「前走(2着)の勝ち馬がダークシャドウ。その比較からも大きくは見劣らないよ。距離も合う」と健闘を期待した。

提供:デイリースポーツ

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