14日、香港・シャティン競馬場で行われた香港C(香G1・芝2000m)は、単勝1.7倍という断然人気のファルブラヴ Falbrav(牡5、英)が中団から直線抜け出し、2分00秒9の好タイムで快勝。2馬身差の2着にラクティ Rakti(牡4、英)、3着にエレガントファッション Elegant Fashion(牝5、香)。日本のエイシンプレストンは後方から伸びを欠き勝ち馬から8馬身差の7着、マグナーテンは先団から直線見せ場を作ったが16.1/4馬身差の13着に終わった。
勝ったファルブラヴは父Fairy King、母Gift of the Nightという血統。昨年のジャパンC(G1)に勝って頭角を現し、今年はイスパーン賞(仏G1)、エクリプスS(英G1)、英インタナショナルS(英G1)、クイーンエリザベス2世S(英G1)に続くG1・5勝目。先月発表されたカルティエ賞で、欧州最優秀古牡馬に選ばれていた。
来年から早来の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定で、今回は吉田照哉氏の勝負服で出走していた。通算成績は26戦13勝。他のG1勝ちは02年の共和国大統領賞(伊G1)、ミラノ大賞典(伊G1)がある。