10日、東京競馬場で行われた第61回毎日王冠(3歳上、GII・芝1800m)は、福永祐一騎手騎乗の6番人気アリゼオが道中中団の内を追走。直線で内を突いて末脚を伸ばすと、先に抜け出した8番人気エイシンアポロンとの叩き合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは1分46秒4(稍重)。さらに1.1/2差の3着には9番人気ネヴァブションが入り、1番人気ペルーサは5着に敗れている。
アリゼオは今年のスプリングS(GII)に続く重賞2勝目。また、鞍上の福永祐一騎手は01年にエイシンプレストンで制して以来の毎日王冠2勝目、今年のJRA重賞4勝目。管理する堀宣行調教師は同レース初勝利、今年のJRA重賞5勝目となった。なお、3歳馬による毎日王冠の優勝は88年オグリキャップ以来22年ぶりの快挙。
【勝ち馬プロフィール】
◆アリゼオ(牡3)
父:シンボリクリスエス
母:スクエアアウェイ
母父:フジキセキ
叔父:ワンモアチャッター(05年朝日チャレンジC-GIII)
厩舎:美浦・堀宣行
通算成績:7戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:10年スプリングS(GII)など