2冠へ向けて、ダービー馬が鋭く伸びた。
エイシンフラッシュは鮫島(レースは内田博)がまたがり、栗東CWで
エアシャトゥーシュ(5歳オープン)と併せ馬。4馬身後方から追い掛け、内へと潜り込むと、残り1Fでスッと突き放す反応の良さ。6F86.0-39.2-11.5秒をマークし、1馬身半の先着を果たした。
「やっぱりすごい。力がある。菊花賞の先もあるけど、右肩上がりの曲線を描きながらきている」と藤原英師も納得の表情を浮かべる。秋初戦は勝利で飾ることができなかったが、陣営にショックの色はない。「楽な競馬をしてほしかったけどね。力んで道中リズムを崩した」。冷静にレースを振り返り、さらに距離が延びる菊花賞へと気持ちを切り替える。「ジョッキーが自在に動かせるようにしていくのが馬づくりの基本。3000m以上は適性もあるが、乗りやすければ克服できる。ペースにも左右されないし、1回使って
リラックスしている。心配ない」と指揮官は手応えを口にする。7611頭の頂点に立ったその誇りにかけて-。菊花賞のタイトル戴冠でさらに輝きを増す。
提供:デイリースポーツ