ブエナビスタは栗東CWでゆっくりとスタートを切り、持ったままで徐々にペースアップ。直線に入り気合をつけると、一気に加速してフィニッシュを決めた。6F83.5-37.5-11.7秒。鋭い反応、弾むようなフットワーク。松田博師は「先週はしまいをもうちょっとやりたかったが、道中が速かったので、今週はしまいをビシッとやった。あれで十分」と納得の様子だった。
4か月ぶりの休み明けになるが仕上がりは万全。春と比較しても状態はいい。ヴィクトリアMで1着、続く宝塚記念も2着だったが、ドバイ遠征帰りの影響もあり、絶好調ではなかった。この中間は夏に放牧を挟み、9月中旬に栗東トレセンに帰ってからも、しっかりと乗り込み、順調に調整を重ねてきた。「宝塚記念はあまり状態は良くなかった。あれよりは、だいぶいい」と手応えをつかんでいた。
栗東から武豊が駆けつけた
アクシオンの追い切り。美浦芝で
アストレーション(4歳1000万下)、
キングスチャペル(4歳500万下)を追走。4角で外を回り直線でユタカがハミを駆け直すと、スッと僚馬を引き離し、5F63.5-36.4-11.9秒で2馬身先着した。
「いいねえ」。引き揚げてきたユタカは、笑顔で好
ジャッジを下す。「初めて乗せてもらったけど、乗り難しいところがないし反応がいい。状態も良さそうだね」と新パートナーを絶賛。そして「SS“らしさ”がある。鳴尾記念なんか他馬に乗っていて“むちゃくちゃ強い”と感じたよ。爆発力がありそうだね。いい馬が回ってきた。数々のSS産駒に乗ってきた経験を生かしたい」と色気たっぷりに話した。
提供:デイリースポーツ