「第15回ファンタジーS・GIII」(芝1400m)は6日、京都11Rに17頭で争われ、先行した4番人気の{horse=2008101301:マルモセーラ}が、外から追い込んだ7番人気のホーマンフリップ(2着)の猛追を鼻差でしのぎ、大激戦を制した。勝ちタイムは1分22秒3。3着は5番人気のホエールキャプチャ。1番人気のケイティーズジェムは5着に敗れている。
人馬ともどもうれしい重賞初制覇となったが、田中健は「内外で際どくて(勝ったか)分からなかったが、よく頑張った。あれで負けたらボクのせい。馬に助けられました」と反省まじりに振り返る。一方でタイトルとともに収獲も得た。「落ち着きが出て、ムキになることがなくなった。控えるレースをと思っていたが、折り合えたのは大きい。直線を向いても手応えは十分でしたね」とパートナーの成長を口にした。
4年目の若武者を?悔いのないように?と送り出した木原師は「もう少し馬を信じても良かったかな」と苦笑い。それでも「こういうレースならマイルまで大丈夫」と阪神JF(12月12日・阪神)へ向けて、確かな手応えをつかんでいた。
提供:デイリースポーツ