「第1回みやこS・GIII」(ダート1800m)は7日、京都11Rに16頭で争われ、好スタートから
ハイラップを刻んで逃げた2番人気の
トランセンドが1分49秒8のタイムで快勝。直線で差を詰めた1番人気
キングスエンブレムを1馬身1/4差で振り切り、大舞台に弾みを付けた。3着には外から力強く伸びた
サクラロミオ(9番人気)が入った。
「これまで戦った相手を考えれば力が一枚上だと思っていた。後ろから来る馬も気にならなかった」。主戦の藤田は能力を信じてVへとリードした。次は大目標のJCダート(12月5日・阪神)。その名を刻もうと、GIの舞台へと挑む。「次の大きいところへメドの立つ内容だった」。安田師がそう言って力強くうなずけば、藤田も「今日みたいな状態で向かうことができれば、いい勝負ができる。いい馬なので本番が楽しみ」とこぶしを握る。
ダート界の頂点へ−。
スピードと
パワーを兼備した“新星”が一気に駆け上がる。
提供:デイリースポーツ