「第55回京阪杯・GIII」(芝1200m)は27日、京都11Rに18頭で争われ、好位を追走した2番人気の
スプリングソングが、ゴール前の競り合いを鼻差で制し、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分8秒0。2着は13番人気の
ケイアイアストン。3着には5番人気の
モルトグランデが入り、3連単は39万6490円の波乱。1番人気の
ダッシャーゴーゴーは10着に敗れている。
09年高松宮記念9着後に屈腱炎を発症。幹細胞移植手術を経て、10月の長岡京Sでターフに帰ってきた。復帰後2連勝に、鶴留師は「休養前は大きいところを狙えると思っていた馬。社台クリニックがよくやってくれた」と感謝を口にした。
まだ5歳だ。主戦の夢は膨らむ。「師匠の馬でまた重賞を勝たせてもらった。GIに向かっていくと思うので頑張っていきたい」と池添。主役不在のス
プリント路線に戻ってきた実力馬。来春の飛躍が楽しみだ。
提供:デイリースポーツ