昨年の2着馬{horse=2006106156:シルクメビウス}は「負担をかけすぎないように」(領家師)と、いつもの栗東CWではなく、B(ダート)での追い切り。実戦同様に切れに切れてラスト1Fは11.5秒(全体時計は6F79.9秒、5F64.6秒、3F36.8秒)。手綱を取った鳴海助手も「ダートということもあって反応がすごく良かった。しまいの動きは文句なしです」と声を弾ませた。
これまで2か月以上の休み明け2戦目は4戦4勝とパーフェクト。領家師は「去年は押せ押せだったけど、今年はいい状態に持ってくることができた。1年前に負けてから、ここを目標にやってきたからね」とピークの出来を迎えたことを強調する。さらに「少し雨でも降って速い時計の決着になれば、さらに切れが生きる」と注文をつけた。阪神競馬場付近の天気は木、金曜の午後にひと雨降る予報。雨量次第ではV確率がさらに増す。
近藤利一オーナーが見守るなか、{horse=2003102080:アドマイヤスバル}が栗東Bで迫力満点の動きを披露した。前半から気合を乗せて進むと、直線ではムチが飛ぶ。6F77.1-37.4-12.0秒の好タイムに「道中も引っ張りきりで、上がりもしっかりしていた。馬体もピカピカでぷりっぷりっだよ」と中尾師。「この出来で善戦マンから脱したいね」と手応えを口にした。
提供:デイリースポーツ