21日、東京競馬場で行われたクイーンC(G3・芝1600m)は、福永祐一騎手騎乗の1番人気ダイワエルシエーロ(牝3、栗東・松田国英厩舎)が、道中後方4番手から直線一気に伸び、2着に1.1/4馬身差をつける快勝。勝ちタイム1分34秒3(良)。2着は直線追い込んだ3番人気クリスタルヴィオレ。3着には5番人気フォトジェニーが入った。なお2番人気のピサノバーキンは直線の不利もあり9着に敗れた。
ダイワエルシエーロは父サンデーサイレンス、母はファンタジーS(G3)を制し、桜花賞(G1)でも2着に入ったロンドンブリッジ(その父ドクターデヴィアス)という血統。通算成績は3戦2勝。福永祐一騎手は同レース初勝利で、メイショウボーラーで勝った昨年のデイリー杯2歳S(G2)以来の重賞勝ち。管理する松田国英調教師にとっては02年日本ダービー(G1)のタニノギムレット以来の重賞勝利となった。
なお、関西馬の同レース勝利は97年のオレンジピール(栗東・山内研二厩舎)以来7年ぶり。