4歳馬フラガラッハ、急勾配も鋭い回転力で登坂/東京新聞杯

2011年02月04日 12:02

 強力な4歳世代からまた一頭、重賞戦線に名乗りを上げる。3連勝でオープン入りしたフラガラッハは栗東坂路で単走追いを行った。13.6-13.0秒の速いラップが示すように前半からスピードに乗って登坂。最後の急勾配を迎えても回転力は鈍らない。ラチに沿いながら、真っすぐに鋭く、4F51.8-38.2-12.5秒の好タイムをマークした。

 3か月ぶりとなるが、目標のレースに向け、状態面は右肩上がりのカーブを描いている。西橋助手は「放牧から帰ってからは厩舎のパターンで調整できている。先週の時点では重かったが、日曜、そしてけさと動きは良くなってきた。体が大きくなってきたし、休んだ効果は感じる」と手応えをつかんでいた。

 京成杯(4着)、アーリントンC(5着)と3歳春の重賞で活躍したように高い素質を秘める。「以前はゲートに課題があったが、ここ最近はスムーズになり、それが結果に結びついている。じっくりと脚をためて、しまいを生かす競馬が合っていますね」と西橋助手。父譲りの切れ味を備えており、2戦2勝の広い府中は申し分ない舞台。明るい未来への扉を開く。

 切れ味は健在だ。オーシャンエイプスは荻野要(レースは北村宏)を背に、栗東坂路で4F53.4-38.8-12.6秒。確かな脚取りで駆け上がった。「予定通りの追い切りができたし、状態は変わりないね。前走は後ろからの競馬。あの時計で外を回っては厳しい。掛かるところがあるので待機策になるが、展開がはまるようなら」と日迫助手は末脚に期待を寄せた。

提供:デイリースポーツ

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