出世レースのラジオNIKKEI杯2歳Sを制した
ダノンバラード。中団やや後方から追走。直線で外に持ち出すと、メンバー最速の上がり3F34.7秒の脚でまとめて差し切った。
数多くの名馬を管理してきた池江郎師も「入厩したときから将来を期待していた馬。まだ成長過程だし、成長の余地がある。もっと強くなれる」と潜在能力の高さにほれ込む。2月いっぱいで定年を迎える師にとって、バラードと臨むレースは今回が最後。「しっかりしたレースをして、クラシックへね」と自然と熱が入る。
2日の1週前追い切りは、
キングストリート(5歳オープン)と栗東DPで併せ馬を行い、馬なりで6F77.4-35.8-11.0秒をマーク。白星を重ねるべく、着実な進化を見せている。無限の可能性を秘めた素質馬は、重賞連勝で堂々と3冠ロードの主役に躍り出る。
前走は繰り上がりでの1着だった
サトノオー。ただ、不利を受けながらも盛り返した内容は見逃せない。1週前は美浦坂路で4F50.3秒。「乗り手の思い通りに動いてくれる。いい動きだった」と騎乗したクラストゥス(レースは横山典)。藤沢和師も「体は小さいけど、フットワークが大きくてすごくいい馬だよ」と素質を高く評価し、重賞初Vに意欲を見せた。
提供:デイリースポーツ