17日、大井競馬場で行われた東京シティ盃(南関東G3、ダート1400m)は張田京騎手騎乗の8番人気ブラウンシャトレー(牡7、船橋・岡林光浩厩舎)が、道中2番手から直線先に抜け出した圧倒的1番人気ハタノアドニス(単勝160円)を持ったままで交わすと、最後は2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分24秒6(良)。2着には直線粘ったハタノアドニス、3着には直線外から追い込んだ2番人気トーシンブリザードが入った。
勝ったブラウンシャトレーは父ナグルスキー、母マルカート(その父ゲイメセン)という血統。昨年、公営愛知の国光徹厩舎から船橋に移籍し、5戦目での初勝利が南関東重賞初制覇となった。今回の勝利で、重賞は00年サラブレッドチャレンジC(交流G3)などに続き8勝目。またJRAでは、00年すみれS(3歳・OP)2着、02年阪急杯(G3)3着と、ダートだけでなく芝での実績もある。通算55戦10勝(うちJRA18戦0勝)。鞍上の張田京騎手、管理する岡林光浩調教師ともに同レース初勝利。なお、01年朝日杯FS(G1)3着馬で今回が大井での転厩初戦となったスターエルドラードは13着、01年セントライト記念(G2)勝ち馬で船橋に転厩して2戦目のシンコウカリドは16着に終わった。