阪急杯を制して波に乗る
サンカルロが、軽快な動きで好調をアピールした。追い切りはいつものように美浦坂路。
ショウナンライジン(7歳オープン)の5馬身後ろからスタートした。コンビを組む吉田豊との息もピッタリ。厩舎の先輩を馬なりのままかわし去ると、4F53.2-36.2-12.2秒で半馬身先着した。
「きょうは“あまり速くならないように”という指示。動きは悪くなかったと思う」。見届けた大久保洋師は納得の表情を見せた。前走はGIに出走するため、賞金加算が必要なレースだった。「勝つか、最低でも2着はほしかったレース。ある程度は仕上げて出したんだ。だから、大きな上積みは望めないけど、現状維持はできていると思う」と指揮官は好調キープを口にした。
今年で9歳になる
シンボリグランが、年齢を感じさせない軽快な走りを見せた。美浦坂路で追われ、4F49.8-36.9-12.5秒の好タイムをマーク。畠山吉師は「グングン上向きというわけではないが、大きな変動はなく来ている」と力を出せる出来にあることを強調。ただ、今回は相手がそろっているだけに「スムーズな競馬で能力を発揮してほしい」と好走を願っていた。
提供:デイリースポーツ