現地時間26日、米・サンタアニタ競馬場でTokyo City Cup(4歳上、米G3・ダート12f、5頭立て)が開催された。
レースはM.ペドロザ騎手騎乗の4番人気ワースリピーティング Worth Repeating(牡5、米・R.マンデラ厩舎)がレース中盤からトップに立つとゴールまでその勢いを持続し、追いすがるオナーザデピュティー Honour the Deputyを1/2馬身差で振り切り優勝。3着には1.1/2馬身差でスパリアー Spurrierが入った。
1995年に東京シティ競馬とサンタアニタ競馬場の間で友好提携が結ばれ、その記念レースとして、翌年から始まったTokyo City Cupも今年で16年目を迎えた。記念イベントである日米文化交流イベントの「Japan Family Day」もサンタアニタ競馬場の全面的な協力のもと、年々、規模・内容が充実し、今年は過去最大の来場者が会場を訪れて、春の日本祭りを楽しんだ。
Japan Family Dayでは空手、相撲、琴演奏、琉球舞踊、民謡、津軽三味線、茶道、華道、書道、折紙など様々な催しを実施。他にも旅行や日本食ブース、さらにグランドステージ前の特設ステージで日本から参加したプロの太鼓アーティスト、林田ひろゆきがメンバーと共に華麗な演奏を披露、多くの観客を魅了した。
また、震災による被災地の支援義援金のブースを会場内に設置、多くの来場者からこの日だけで1万ドルを超える募金が集まった。さらにはサンタアニタ競馬場からも義援金の申し出があった。
近年では多くの米系メディアにも紹介されるようになったJapan Family Dayは、今ではロサンゼルスの春の風物詩としてすっかり定着し、市民の楽しみの一つとなっている。